はしびろのお気に入り Chapter7 ”Dr. STONE” ジャンル:漫画、アニメ

趣味を作ることが趣味の、はしびろこうです。
テレワークになって、毎朝・夕とウォーキングすることが出来るようになり、めっきり健康になりました。
毎日の通勤というのは、どうやら私の健康を蝕んでいたようです。
私の会社はしばらく週2日の出勤となりそうですが、その後週5日の出勤になった時に、今の健康を維持できるのか、心配です。

さて、この”はしびろのお気に入り”というシリーズも、結構続いてきました。
ジャンルに多少の偏りがあるなぁと思って入るのですが、まあ、人間そんなものですよね?
では早速、今回のお気に入りの紹介に移ります。

Chapter 7 ”Dr. STONE”
ジャンル:漫画、アニメ

電子書籍サイトのBookLiveというもので漫画を集めてるんですが。
このDr. STONEも第1巻が出たころから集めてます。
私は何といっても、「科学の子」ですからね。
で、アニメのほうも、Huluで最近始まったのは知っていたんですけど、漫画のほうを読んでいるので見てみようという気が起こらなかったんです。
ほら、声優さんがイメージと違うとショックだったりしますから。
そういう意味では今のところ、アニメでは皆さん私のイメージ通りの声をされているので、ほっとしています。
漫画からアニメへ、ということは、前に紹介しています「ダンまち」の反対のパターンですね。
でも、そのアニメを見始めて、新たなお気に入りができたりするのが、まあ、どちらのパターンでもよくあることで。
それはさておき、さっそく「あらすじ」あたりから参りましょう。

大雑把なあらすじ

ほぼ現代と同じ技術レベルの世界が、謎の石化光線で崩壊します。
およそ3700年後に石化からよみがえった石神千空さんがどのようにして文明を取り戻すのか?
その壮大なストーリが幕を開けます。
というところですね。
注:私は基本的に”さん”付けなので、ちょっと違和感ありますが千空さんと表記します。

主人公 石神千空さんの能力

”まさに科学の申し子”というにふさわしいでしょう。
科学と一言で言っても、現在では様々な分野に分かれています。
物理、化学、生物、地学どころではなく、分子生物学とか有機合成化学とか宇宙物理学とか、とにかく細かく細かく分かれています。
(ちなみに、私の専門分野は、生物物理化学でした。生物学的の事象を、物理化学的手法で研究するというものですね)
ところが、千空さんは16歳という若さでそのすべてを網羅しているようです。
さらに暗算による計算力も抜群。
とにかく”スペシャル高校生”、というよりもはや”スーパーサイエンティスト”ですね。

主人公 石神千空 さんの人となり

ところでね、科学者というものの描かれ方というのは、なぜか良くて冷静、ひどければ冷酷なキャラクターとなりがちです。
そして、このDr. STONEでも、千空さんは一見、冷静かつ冷酷かつ合理性の塊として描かれています。
しかし、その根っこのところで非常に熱い情熱を持っていることは、物語の端々で描かれています。
とっても仲間想いですしね。
やっぱり漫画の主人公は、どこかで”熱い人”じゃないとね!

Dr. STONEの魅力1 千空さんの不屈の闘志

とにかく、千空さんは諦めが悪いです。
目標は「全人類の石化を解き、3700年前の文明を取り戻すこと」
まあ、”全人類”といったところで、石化時に飛行機に乗ってた人とかは、どうしようもないとはおもいますが。
とにかく、その大いなる目標に向かって、全力で前進します。
そのひたむきさが周囲に伝わり、だんだんと協力者が増えているんでしょうね。
そういう、”最初は警戒レベルMAXの人たちが、一人ずつ心を開いていく”っていうの、胸アツ展開だと思います。
そう!やっぱり漫画は胸アツ展開じゃないとね!

Dr. STONEの魅力2 かなり忠実に科学技術に沿っている事

えーと、私も一応有機化学を専門にしていたので(といっても、分析系であって合成系ではないのですが)、漫画に出てくる化学反応はある程度追えます。
専門外の物理や無機化学なんかも、それなりに追えます。
そうした目で見ると、一応、かなり忠実に科学(技術)に沿っているなと感じます。
ただ、精製技術がどうなんだ??使ってる試薬の純度的にどうなんだ??ってところがあるので、本当に書いてある通りに再現できるかは疑問が残りますが。
実験室での合成って、純度の高い試薬しか使いませんからね。
そうはいっても、まあ、間違っても火薬の精製とかマネしちゃいけませんよね、ゼッタイ!
(猫じゃらしラーメンは、作ってみたい気がしますが・・・)

ちょっと気になる、”科学と技術の違い”

そんなお気に入りのDr STONEですが、ちょっと気になるところがね。
それは、”科学”と”技術”がごっちゃになっているところ。
おそらく、ここで科学と言っているものには、科学技術の省略形を含んでいると思っています。
じゃあ、科学と技術はどう違うんだってことになりますが、それはまた別の機会で兄弟サイト「まんぼうのごとく(科学系ブログ)」で紹介する予定です。
ちらっとエッセンスをお話ししますこんな感じです。
漫画の中で千空さんが土器の作成で失敗を繰り返す場面が出てきます。
この中で千空さんが習得していったであろう、”土器を作るコツ”は技術に分類されると考えます。
ただ、土器を作るのに適した粘土を選別する知識などは科学に分類されると考えます。(地学ですかね)
つまり、技術は何らかの方法で見つけた「こうすればうまくいく」という知見(体の動かし方なども含む)で、世のいろいろな物に法則性を見出すのが科学、科学という法則に裏付けられた知見を科学技術という、という感じです。
まあ、このあたりはとっても微妙で、人それぞれで定義は違ってくるでしょうし、どちらとも言い難い(技術とも科学ともいえそうな)ものもあるでしょうから、ここでは深く突っ込まないことにしています。

科学への信頼と自らの信念に従い、世界を救うために奮闘する千空さんのこれからの活躍に期待です。

世によく言う「この世の中、科学では解明しきれないことがあるんです」という言葉。
私も何となく違和感を持っていました。
でもね、千空さんの言葉を聞くと、その違和感の正体がわかったんです。
科学はね、「何でも知っている」、のではなく、「何でも知ろうとすること」なんです。
わからないことをわからないままにするのではなく、何か説明できない力のせいにするのでもなく、そこに理由や法則を見つけていく、それが科学なんです。
だから、科学で解明しきれていないものがあるのは当たり前。
そういう解明しきれていないものを、解明しようと努力するのが科学なんですから。
そして、その過程で見つかった理由・法則は、絶対に普遍的なものでなければならない。
なんか特殊な力だの、人知を超えた何かだのに、絶対に頼らない。
私はね、世の中の事象について、最終的に人知を超えたものに行きつくのだったとしても、まだまだ人の努力で筋道立てることができる段階だと思っています。
安易に、その楽な道を歩んではいけない、というよりそうするのは面白くない、と感じています。
まあ、そんな一円にもならない事に労力を使いたくないという人の意見も、わからないではないですが。

ということで、アニメがお気に入りになったということは・・・
はい、次のお気に入りはほぼ決まったようなもので。
それではまた、次のネタでお会いしましょう。

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