大阪 国立国際美術館 ボイマンス美術館所蔵「バベルの塔」展に行ってきました。

趣味を作ることが趣味の、はしびろこうです。
今回は久しぶりに美カテ。(なんか美カテではいつもこう言ってるような・・・)
昨日は会社帰りに、大阪の国立国際美術館で開催中の、ボイマンス美術館所蔵の「バベルの塔」展に行ってきました。
(金曜日は夜8時まで開いています。)
もちろん、目玉はブリューゲルの「バベルの塔」ですね。
それ以外にも、15世紀頃の木像や、ボスとその弟子たちの作品も有りました。
ボスとその弟子達の絵をみてて思ったのは、“現代アートっぽいよなぁ”と言う物でした。
何がどう、と言うことはないんですがね。なんとなく。
何だかんだで、ブリューゲルの絵なんですが。
私の好みは、彼の“風俗画”です。
スケート場の絵とか、中の人が楽しそうなんですよ。
他にも、祭りの絵とかね。
で、本命の「バベルの塔」ですが、おすすめの見方として、
1.奥の方の説明ビデオ
2.縦横3倍の複製画
3.3Dの巨大オブジェ
(2.と3.はどちらを先でも変わらないと思います)
4.本物
実は、本当の展示順のほぼ正反対なんです。
でも、実際に私は最後のビデオを見た後で、後戻りしましたから2.→3.→4.とみました。
これでいっそうこのバベルの塔が好きになりましたね。
というのも、肉眼で本物見ても、ほぼなにも見えないのです。
だから、内容がほとんど頭に入ってこない。
4倍の単眼鏡でも全く歯が立たない。
なので、まず、
ビデオで、知識を入れ、
拡大した複製画でそれを確かめ、
そして、本物を、集中して観察する。
すると、絵の中の人々や、そこで起こっている出来事がようやくわかるのです。
もし、先入観を持ちたくないのであれば、ビデオを最後に見て、その上で、もう一度本物を見て欲しいですね。
つまり、複製画と3Dのオブジェ→本物→ビデオ→もう一度本物
の順です。
さてさて、私の感想なんですけど、
「絵の中の人、超本気で、元気もらえた」
です。
このバベルの塔は、建設中の物で、完成に向けてみんな頑張ってるんですね。
それはもう、本気で。
だからでしょうか、見ている私が元気になったんです。
きっと色々な感じ方はあるでしょうし、描いた本人も色々思って描いてるでしょう。
でも、その色々のなかには、
「みんなで力を合わせたら、こんな巨大な塔も建てられるはずだよ」
って言うのもあってほしいな、と思っています。
お近くの方、ぜひご自分の眼でご覧になって下さい。
あなたは何を感じるのでしょう。
国立国際美術館

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