出光美術館 喫茶のたのしみ

出光美術館で開催の、”喫茶のたのしみ”に行ってきました。
いわゆる「茶道」の道具というよりも、一般人が楽しむ”お茶”の道具が紹介されていました。
いや、むしろ”「お茶”をみんなで楽しむための道具」と言った方がよいのかもしれません。
お茶碗や水差しなどだけでなく、花器や掛け軸、文房具と言った物まで多岐にわたっています。
そこから想像できるのは、それらの道具をネタにして会話に花を咲かせている楽しそうな面々、でした。
パネルの紹介によると、こういったもの(場所)は世界中に普遍的に存在しているようです。
昔から、洋の東西を問わず、人は皆寂しがりでおしゃべり好きだったのかもしれませんね。
日本では、気の合う人が集まって、どうということのない会話を楽しむひと時を作るのに、お茶という飲み物が一役買っていたのでしょう。
それは地域によっては、紅茶であったり、ウーロン茶であったり、コーヒーであったり、お酒であったり、いろいろだったのでしょうね。
こういう文化は、その様式を伝えていくことも重要だと思いますが、その精神(私は「何気なく楽しいひと時を誰かと共有する」ということだと思っているのですが)を忘れずに大切にしていきたいものですね。

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