愛車との別れ 涙

今日は写真も絵もない、ただの日記です。
本日、とても悲しいお別れをしました。
11年間ずっと一緒だった、愛車とお別れをしました。
ここ3年ほどは交通の便が良い所に引っ越した関係で、ほとんど乗らなくなっていて、この春頃にはフロントガラスにヒビまで入っていました。
それがだんだん大きくなり、車検も近づいてきて、ついに手放すことを決意したのです。
この車は、まだ学生の頃に無理をして買ったもので、とてもいろんな思い出が詰まっていました。
初めての就職先で、少し気になる女性を仕事帰りにのせて帰りました。
その帰り道にファミレスに寄っていろいろと話しました。
その後毎日のようにその女性を職場まで乗せていました。(もちろん職場そのものまでは行きませんが)
その女性は、今私の妻になっています。
妻との最初の旅行は道後温泉でした。
いった先で、一方通行を逆走して、おまわりさんに捕まって、そこで旅館に免許書と一緒に財布を忘れたことに気づいたというのも、今となってはよい思い出です。
昨日最後のドライブをしてきました。
行き先は近所のスーパーで、もちろん助手席には妻が座っていました。
iPodも準備して、万端整えての最後のドライブ。(片道たったの10分でした)
無事に帰って、ご苦労さんと一声かけて。
今日、小雨降る中、引き取り業者の方に来ていただきました。
いざ引き渡すとき、最後にエンジンをかけたのですが、いつも通りすんなりとかかって、ほっと一安心する反面、これでかからなければ今日のお別れはないんだけどな、なんて期待してた自分にはっとしたりして。
出発する前に携帯でとった写真は、全体は写っていませんが、宝物になるでしょう。
駐車場から彼が出て行くとき、彼の横顔が”じゃあな”っていった気がしました。
部屋に帰ってなぜか涙が止まらなくなって、ふと妻をみると、彼女ももらい泣きしていました。
その後妻といろいろと思い出話をしたのですが、結論として、彼は第2の人生を楽しく過ごす旅に出たのだということになりました。
そうであることを心の底から祈っています。

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