上方浮世絵館

大阪の難波、法善寺近くにある、「上方浮世絵館」に行ってきました。
久々のお出かけでうきうきしていたのもありますが、
なんと行っても最近”来ている”浮世絵の制作体験できるというのが今回の目玉。
一ヶ月前から予約して、楽しみにしていたんですよ。
外はこんな感じです。
上方浮世絵館外観
右の方にいる猫がマスコットだそうです。
浮世絵制作の体験は4Fでするので、まずは2・3Fの展示室を拝見しました。
今は「赤」をテーマにして展示されていました。
で、見終わった時の感想は、なんと行っても
「この歌舞伎、観てみたい!」
というものでしたね。
ある演目の名場面を、それを演じる俳優さんを中心にうまく表現しているな、と感じました。
上方浮世絵は道頓堀にあった歌舞伎芝居について描いた物がほとんどだそうです
後で聞いてみますと、展示されている物は昭和の時代で言うブロマイド(今なら壁紙か待ち受けというところでしょうか)だったようです。
お芝居に来た人が記念にお気に入りの俳優さんの物を買っていく。
あるいは、お芝居にこられなかった人のために頼まれた物を買っていってあげる。
そして、帰ってからそれを大事にしまっておき、時々取り出してみては思い出に浸ったり、思いを馳せたりする。
そんな物だったそうです。
もちろんポスターや広告ビラに相当する物もあったようですが、そういう物は使い捨てされてしまい残っていないんだとか。
ブロマイドの性質上、その絵を見てどの俳優さんかが解らないといけない訳で、そこから”ありのままを描く”という上方浮世絵の特徴が出てきたのかもしれません。
ホームページ曰く、上方の気質が要因でしょうとありますが、確かに役者さんのありのままを好きになるという気質もあったのかもしれません。
さて、堅苦しい事はこの辺にして、いよいよ今回のメイン「浮世絵制作体験」です。
今回は初級コースにしてみました。(3色刷りです)
題材は2つあって、「弁慶」と「景清」です。
私は「弁慶」、妻は「景清」を選びました。
・版木の色をつけたい部分に水を塗って湿らせ、
・さらにのりを溶いた水を塗っり、(ここまでは指導の方にしていただきました)
・その上に染料を刷毛で塗って、
・紙(鳥の子紙=とりのこがみ:和紙の一種です)を版木の”見当”(2カ所にある出っ張り。紙の位置を決めるための物です)に当てつつ、ストンとのせます。
・紙がずれない様に見当の所で紙を押さえつつ、バレンで紙を擦ります。
・キチンと色がのったと判断した所で紙をはがします。
以上の行程を色の数だけする訳ですね。(今回なら青、赤、黒の順で3回)
いやはや、結構手間ですね。
でも、楽しいです。
一色刷るごとにだんだんきれいになっていく訳ですから。
しかも、その間は指導の方の楽しいトーク付きですし。
いっぱい楽しい話をしながらできたのがこちら。
弁慶
景清
上:弁慶(私 作) 下:景清(妻 作)
何となく性格が出ているような・・・
おおざっぱな私と、ちょっと几帳面な妻。
印刷と違って、こういう個性が出るのが浮世絵の良い所だそうで。
そう思ってみると、なかなか味があるではありませんか(笑)
楽しく1時間を過ごして、次はきっと中級コースを受けにきますと行ってお別れしてきました。
で1Fのミュージアムショップで買ったお土産がこちら
上方浮世絵館手ぬぐい
上方浮世絵館オリジナル手ぬぐいです。
伊勢木綿という、もうほとんど作られていない、でも、とても気持ちのよい肌触りの素材で作られています。
館長の、「消えつつある、日本の良い物を皆に知ってほしい」というこだわりが、じんわりと伝わる逸品だと思います。
皆様も、一度この浮世絵制作、体験してみてはいかがでしょうか。
大阪のイメージが変わる、かも知れませんよ。

上方浮世絵館” に対して1件のコメントがあります。

  1. 上方浮世絵館

    ここ「上方浮世絵館」には、江戸後期から明治初期に大坂で作られていた浮世絵が展示されています。
    2階から3階までが展示スペースで、4階には版木などが展示されています。
    ワタクシ、歌川国芳が好きで、ああいったものを期待したのですが、まったく正反対の作品ばかりで、ちょっと期待外れでした。
    おとなしいというか、躍動感の感じられない、静かな絵というのが正直な感想です。
    まあ、このへんは好き…

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