クリスタルの科学2

さて、先週の日曜に仕込んだ結晶はどうなったのか。
出来た結晶
結構たくさん出来ています。
3日ほどまったく出来なかったのでちょっと不安だったのですが。
液量減ってる
かなり液量が減っています。目盛り40のとところあたりですか。
最初は目盛り60ほどだったのでほぼ3分の2になっていますね。
このままでは深さが足りないので、新しい容器を100円均一で買ってきました。
新しい入れ物
調味料入れです。
こいつも、まさか結晶を作るための液体を入れられるとは思っていなかったでしょう(笑)
移し変えた図
こんな風に液だけを新しい容器に入れました。
次に四角い容器に残った結晶の中から、種になる結晶を探しましたが、なかなか良いのが見つかりませんでした。
本当はころっとしていて、枝分かれしていないものをそのまま使いたいのですが、そういうのがなかったので、
大き目のものを選んで無理やり折りました。
種結晶
うーん、うまく育ってくれるかどうか。
付属の細い糸でこの結晶を結んで、もう一方の端を割り箸で結んで、と。
ちょっと糸が長かったので、割り箸に巻きつけてセロテープで固定して長さ調整しました。
セッティング
こんな感じです。
ところで気づいたでしょうか。
右側の四角い容器には、種結晶以外のものに水を加えてほぼぎりぎり解けている状態の溶液が入っています。
先週の日曜に溶液を作ったときと同じ感覚ですね。
ただ、”結晶の素”をつかったか、今回出来た結晶を使ったかの差なのですが、
今回の溶液についた青い色は、以前のものと比べてとっても薄いでしょう?
クリスタルの科学1
これは、結晶にはほとんど青い色素が入っていなかったということを示しています。
元々青い液体には”結晶になるもの(リン酸2水素アンモニウム)”と”青い色素”が入っていました。
この中でリン酸2水素アンモニウムが結晶になるとき、青い色素はその中にほとんど入れなかったのです。
そういえば、種にした結晶もほとんど無色だったでしょう?
実はいろいろなものが混じってしまった状態から、なるべく純粋なものを取り出す方法にこの”結晶にする”という方法が使われます。
再結晶などと呼ばれますがね。
まあ、今回仕込んだ種結晶がうまく育ってくれれば、そのあたりのことももっとよくわかると思います。

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