大阪市立自然史博物館 「日本の鳥の巣と卵427」展 前編

不思議大好きの、まんぼうです。

昨日、大阪市立自然史博物館で開催中の「日本の鳥の巣と卵427」展に行ってきました。
そのレポートをお届けします。(前編と後編に分ける予定です)

関連記事のリンク:

大阪市立自然史博物館 「日本の鳥の巣と卵427」後編

大阪市立自然史博物館 「日本の鳥の巣と卵427」展 番外編

「日本の鳥の巣と卵427」展の概要

今回展示される鳥の巣は、もともと日本最大規模の「小海途銀次郎 鳥の巣コレクション」で、この度大阪市立自然史博物館に寄贈されたものです。
小海途銀次郎さんは、60年にわたって鳥の巣を集めてきた方で、そのコレクションは168種427に及ぶものです。
この特別展では、その全てを展示してあります。

これほどに大量な展示なので、見応え満点なのは当然ですが。
質の方もまた、圧倒的です。
そして、いくつかの展示品には、それを採取した時の苦労話が紹介されています。
そしてまた、その苦労話もユーモアたっぷりの楽しいものだったりします。

今回の特別展の、もう一つの見どころ。日本で繁殖する鳥の状況と変化。

2021年3月にまとまった、「全国鳥類繁殖分布調査」(今回で3回目)のデータから、日本の鳥類がの繁殖状況がどのように変化していったかという結果が出ました。
それが今回の展示にパネルとして紹介されています。
そこからわかるのは、

  1. 日本の鳥には、”増えた鳥”と”減った鳥”がある。
  2. 増えた理由も減った理由も、ある程度推測できるものの、はっきり分からないこともある。
  3. ただ、人間の営みによる環境の変化が関係してるだろうことは、かなり確実と考えられる。
  4. ということです。

こういうと、”環境破壊が・・・”という話になっていくものですが。
実は、そう単純なものではないようでして。
単に、人々の生活が変わった、ということが理由のこともあるようです。
それですら、環境破壊といってしまうこともできないこともないのですが・・・

鳥好きにはたまらない特別展です。っと、ここで重要な情報です。

鳥好きにはたまらない特別展です。
機会があれば是非行ってみてください。

と、ここで一つ重要な情報です。
ここに展示してある巣は全て「ヒナが巣立った後に採取したものです。」

後編で触れますが、鳥の巣はほぼ「子育て」のためのものです。
子育ての終わった後、その巣はいらなくなるわけですね。
その、いらなくなった巣を収集したものが、今回の展示です。

ちなみに、ヒナがいる状態の巣を撤去することは「鳥獣保護法」に違反しますので、注意してください。

 

今回の前編は、この特別展の概要ということで、ここまでにいたします。
次回後編は、実際に会場で撮影した写真を含めて、雰囲気などもお伝えしたいと考えています。

それではまた、次のおもしろ不思議でお会いしましょう。

リンク:

大阪市立自然史博物館

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