宇宙の最初の星、痕跡を観測 Natureダイジェスト 2018年5月号

不思議大好きの、まんぼうです。
最近、宇宙物理とか、素粒子物理にはまってます。

さて今回は、Natureダイジェストの5月号から
「宇宙最初の星、痕跡を観測」
をご紹介します。

宇宙の始まりは霧がかかっていた?

今のところ、宇宙には始まりがあって、それは”ビッグバン”と言う大爆発だった、と言うのが最もありそうだ、と言うことになってます。
まあ、言い切ってしまわないのが、科学なんですけど、言い切らないとモヤモヤしますよね。
字数も増えますし。
ということで、以降は断言の形をとります。
最初の頃は、電子や陽子がバラバラに飛び回っている状態で、光が真っ直ぐ進まめませんでした。

宇宙が晴れ上がって、光が見えるように!

その後、宇宙の急激な膨張により、宇宙が冷えて、電子た陽子がくっついて原子が出来ました。(水素ですね)
この時から光がまっすぐ進めるようになったんです。
これを“宇宙の晴れ上がり”と言います。
この頃、つまり宇宙の始めの方の光が、“マイクロ波背景放射”として観測されます。
で、この後水素が集まって星になるんですが、この星によって宇宙の始まりの頃の光が吸収されるわけです。
なので、マイクロ波背景放射が、弱いところがポツンと出来るはずなんですね。

始めの頃の星の痕跡を調べると、暗黒物質の事がわかったかも?

この、ポツンと弱いところが、この度見つかったそうです。
しかも、よくよく調べてみると、その弱まり方は、予想の2倍くらいだったそうで。
宇宙の始まりの頃の光が強かったか、もしくは宇宙に有ったガスが予想より冷たかったか、だそうです。
筆者は、ガスが冷たかったのだと考えていて、その原因が、“暗黒物質”では無いかとしています。
そう考えると、暗黒物質は、現在考えられているより、軽いと予想され、それが暗黒物質が見つからない理由ではないかといっています。

いやぁ、面白いですよねぇ。
暗黒物質が予想より軽くて見つかりにくいのなら、方法を考え直せば見つかるのかもしれません。
そのうち、“暗黒物質を捕まえた!”とかなるといいですね。

それではまた、次回をお楽しみに。

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