自然科学系の書籍を読むときの基礎書物(映像を含む)

不思議大好きの、まんぼうです。

自然科学系の、特に物理系の書籍を買ったはいいけど、内容についていけず挫折・・・
こういった経験をしたことのある方は、私以外にも大勢いらっしゃるでしょう。
なぜ、挫折してしまうのか?
私なりに考えた理由としては、
・式がいっぱい出てきて、その意味が分からない。
・言葉がいっぱい出てきて、その意味が分からない。
・書かれていることが現実世界とかけ離れている(ように感じられる)ことで、気持ち悪くなる。
といったところではないでしょうか。
なぜ、こういったことになるかというと、理由は一つ。
いきなり頂上に行こうとするから
です。
とはいえ、”私が知りたいのは、ワクワクするような今の「最新」理論なんだもん!”という気持ちは、とても分かります。
基礎から勉強するなんて、ちょっと腰が引けますもんね。
でも、そういう基礎を、とても効果的に学べるものがあれば・・・
ということで、私がオススメの入門書(映像?)をご紹介します。

オススメその1 「アインシュタインロマン」 NHKスペシャル

本ではありません。
が、非常に効率よく相対性理論と量子力学を学べます。
まあ、その性質上、量子力学に対して、ちょっと偏見を持ってしまうのが、難点ですがね。
(我らがアインシュタインの敵対勢力と感じてしまうかも)
全6話ですので、週末にまとめてみる事もできますよね。

オススメその2 「物理学はいかに創られたか 上・下巻」アインシュタイン インフェルト著 岩波新書

ニュートン力学から量子力学・相対性理論までを、その歴史を段階を踏んで紹介してくれます。
つまり、この上下巻を読むと、現代最新物理学を学ぶ基礎がそれなりに出来上がります。
ちなみに、前述の”アインシュタインロマン”でも、この本のことが紹介されています。
(私はそれによってこの本を知り、読むに至ったのですが)

オススメその3 「ホーキング、宇宙を語る ~ビッグバンからブラックホールまで~」 スティーブン・W・ホーキング 著 早川書房

最近亡くなられた、ホーキング博士の本です。
この本の謝辞に書いていますが、数式を一切書かないでおこう、としたそうです。
が、たった一つどうしても入れざるを得なかったのが、E=mc2だったそうです。
(そう、アインシュタインの特殊相対性理論の式ですね)
これが、この本の大きな魅力です。
この後、同じように、数式をできるだけ入れない試みをされた本は多いように思います。
大きな影響を、自然科学系の書籍に与えたのかもしれませんね。
しかしながら、1989年の本ですので、少し古い情報です。
でもね、科学の発展は、過去の否定よりも、過去の修正で進んできたと思うんです。
特に、近現代はその傾向があると思います。
つまり、過去のある時点の最新理論を学ぶことは、その後の最新理論の下地を学ぶことになると考えます。
ということで、この本を読むことは大いに意義があると思いますよ。

以上、2冊(一つは上下巻なので3冊ですか)と、1つのドラマをご紹介しました。
ご参考になればと思います。

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