色で身を隠していた羽毛恐竜 Natureダイジェスト2018年2月号より

不思議大好きの、まんぼうです。
今回は、恐竜ネタ。
まず

色で身を隠すって何よ?

って話ですが、それは今いる動物にもみられる”カウンターシェーディング”という模様だそうです。
これは、「背中が暗い色で、お腹が明るい色」というものらしいんですが、確かに身の回りにいますよねぇ。
猫なんかもこういうパターン多くないですか?
ちなみに、今回色がわかったのは”シノサウロプテリクス”という、非鳥類型恐竜なのに羽毛恐竜というちょっと変わりものだそうです。
で、その配色は、
・尾は褐色と白のしましま
・体は、背中が褐色、お腹は白
・顔は目を囲むように褐色の帯がある
というもので、何やら、アライグマのラスカルを思わせる配色ですね。

配色がわかると、何ががわかるのか?

実は、その動物がどんな場所で活動していたかがわかるそうです。
背中とお腹の色の境界が
・くっきり分かれているものは、明るいところ(開けたところ)で活動するにに有利
・だんだん変わっていくものは、ちょっと薄暗いところ(森の中など)で活動するのに有利
なんだそうです。
シノサウロプテリクスは、背中とお腹のいろがくっきり分かれているので、開けたところで活動していたと考えられます。
しかも、目の周りの帯状の色が濃いところは、「まぶしさの低減(要するに、まぶしくないようにする)」の効果があるそうです。
野球を見る人は知っていると思いますが、デーゲームの外野手が、目の下を黒く塗るようなものですね。
まぶしいところ=明るいところ、ということで、ここからもシノサウロプテリクスは明るいところで活動していたと考えられます。

それにしても、私が子供のころには、”恐竜の色は適当に決めていた”ものなのですがね。
今や、ものによっては、かなり正確に体の色がわかるようです。
技術の進歩というのはすごいものですね。

ちなみに、最近、恐竜ネタが結構流行っていまして。(Natureで結構取り上げられているように思います。)
私も、いっちょう、恐竜入門の本でも読んでみようか、なんて思っています。

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