GoToトラベル推進とテレワーク推進が、矛盾していると感じる理由とその対策。

趣味を作ることが趣味の、はしびろこうです。
今日も引き続き、新型コロナに絡んで、「ぼくのかんがえた、さいきょうのコロナりろん」というものをお送りします。
まあ、ちょっとそういう風に揶揄する記事を見かけましてね。
で、その記事はというと、今までのデータの羅列ばっかりでして。
「~~と考えるのは早計だ」とか「・・・という証拠はない」ということしか言わず、自分の考えを全く出してなかったんですよ。
あ、ありました。
この方の主張は
「引き続き適切な感染対策を続けていきましょう」
だそうです。
・・・そんなもん、わかっとるっちゅうねん!!
その、「適切な感染対策ってのが何なのか」それを言えっちゅうねん!!
しかも、めちゃめちゃ恐怖をあおっておきながら、「第1波の時と違って、治療法が確立してきている」となんだか救いがあるような書き方をして。
最後が「こうした治療の進歩によって重症化する患者が減っている可能性は十分にあるでしょう」って、可能性の話をしだして、なんですか?いきなり弱腰ですか!”?
そのうえで、ほかの人が一生懸命考えたことに対して、「専門家でもない人が、いろいろ述べるのを止めることはできないが・・・」って感じで、超上から目線でして。
私が一番軽蔑するのは、うそを書くことでも、ミスリーディングすることでもなくて。
こんな風に斜に構えて、真剣に考える人達を馬鹿にする専門家と称する奴なんですよね!
(まあ、実際専門家なんですが)
ただし、この方の言うように、COVID-19のウイルス(SARS-CoV-2)が弱毒化しているとは限らないという、そのことについては同意見です。
(冷静にって言ってる自分が、熱くなっちゃあいけませんやね)
・・・閑話休題。
実際、このCOVID-19の問題について、”専門家であること”は必要ないと思います。
必要なのは次の3つ。

  1. 情報を、できるだけ冷静にフラットな状態で取捨選択すること。
  2. そうして集めた情報を、可能な限り論理的に処理すること。
  3. そうして出てきた結論を、「間違っているかもしれませんが、一生懸命考えましたよ」という形で提供すること。

だと思います。
こうして書かれた記事は、きっと読む方に「私も真剣に考えよう!」という気持ちを起こさせると、私は信じています。
そして、皆が真剣にCOVID-19について考えていったときに、必ず道が見えていく信じています。
と、前置きはこのくらいにして、昨日西村大臣が経済界に要請したことについて、あまりにも多くのネガティブなコメントがついていたので、それについて考察します。
(ソースはYahooニュースですけどね)
おっと、この先「テレワーク」とひとくくりでいいますが、それは「テレワーク及び時差出勤などの対策」という意味で使います。
「テレワークできない業種はどうするんだ!」とか、勝手にヒートアップしないでください。
”など”とついているので。
テレワークできない業種の方々は、テレワーク以外で通勤に伴う密状態を回避する方策をとればいいだけですので。
さらに補足。
「うちは小さい会社だからそんなところに投資はできない」
というのは通りません。
すでに補助金など、探せばいろいろ出てきます。
要するに、やる気があればなんとかなるはずです。

それでは、専門家以外を見下す専門家の方の話を長々としてしまって、前置きが長くなりましたが、本題に入ります。

GoToトラベル推進とテレワーク推進は、矛盾ではなく、二者択一の結果です。

結論から言いましょう。
GoToトラベル推進とテレワーク推進は、矛盾しません。
これは二者択一の結果です。
この辺は、前の記事でも言ってます。
繰り返すと、私が考えられる新型コロナ対策は4つあって、それぞれ白、黒、灰色、コスモス色と名前をつけてます。

  • 白色
    全ての外出を止めて引きこもる。0リスク信奉者の方々が主張
  • 黒色
    ノーガード戦法。ヒャッハーな方々が主張
  • 灰色
    娯楽に関する移動(夜の街や旅行を含む)に関する移動を止める。多くの人々が主張。
  • コスモス色
    通勤に伴う一斉移動を止めて、娯楽に関する移動は解禁する。はしびろこうがお勧めしていて、今回西村大臣の行動もこれに近いと思われる。

この中で、白色を取れば日本経済は壊滅するので、あり得ません。
黒色を取れば、COVID-19の感染拡大を阻止できないでしょう。今後数年は。
やはり黒色を取るのはあり得ないです。
灰色を取れば、やっぱり日本経済は甚大な被害を受けるものの、COVID-19 の感染拡大は速度を落とすでしょう。
ただ、その甚大な被害というのが、ちょっとシャレにならない規模と想像できます。
できるなら灰色もとりたくない。
コスモス色を取れば、日本経済は持ち直すでしょう。
ただ、COVID-19の感染拡大スピードの抑制効果は、灰色や白色に比べれば、落ちるかもしれません。
ここに至り、灰色か?コスモス色か?とるべき道は2つに絞られました。
そして今回、政府はさんざん迷った結果、コスモス色をとったわけです。

なぜこの二者択一の結果を”矛盾”と捉えるのか?
それは「苦労至上主義」だからでは?

苦労至上主義は、私の造語です。
なので、ここでそれを定義しておきましょう。

苦労至上主義とは、
苦労することそのものが、この世で最も尊いと考えること。
苦労の結果や目的は、全く考慮しないことが特徴。
この主義を持つ者が示す特徴的な反応に、効率化を敵視し、”効率化=楽をしている”、と非難することが挙げられる。

例えば、ワープロによる履歴書を否定し、
例えば、エクセルのマクロによる自動処理を攻撃し、
例えば、WEB会議を拒否して対面でのやりとりを過大に評価する。
どうですか?多くの人々が、
「ああ、うちの会社の上層部が、そんな感じ」
と思われるのでは無いでしょうか。
そうそう、この辺を読んでただただ激怒する(つまり理論的な反論もできない)方がいらっしゃれば、その方はまさに「苦労至上主義」にどっぷり染まった方なのでしょう。
この「苦労至上主義」に基づいて考えると、
「苦労して通勤することを阻み、楽しいレジャーを推進するなど、堕落だーーーっ!!!」
となるんでしょうね。
・・・いや、いらない苦労は、しないほうが、いいと、思うんですけど、ね・・・。
それでも、こういう主義自体は否定しません。が。

苦労至上主義は、個人で持つ分にはどうと言うことはないんです。ただ、周囲に強要して、日本の未来の足を引っ張る真似はしないでいただきたい。

個人的に意味のない苦労を尊いと考えて、「苦労する事」を目的に苦労されるのは構わないのです。
ある意味、趣味だと思いますので。
ただ、それを周囲に、そして日本社会に押しつけて、日本の未来の足を引っ張る真似はやめていただきたい。
苦労は、それに見合う対価があって初めて意味が出てきます。
逆に、対価のない又は少ない苦労は、日本社会にとって害悪でしかありません。
個人的な趣味で、そういったものを日本社会に押し付けないでいただきたいのです。

と、言ったところでやめないでしょう。残された道は、ペナルティーを与える事だけですね。それも、超強力な。

こう言う趣味の方々は、「テレワークにすると得だ」と言ってもダメなんです。
だって、楽とか得とかを、堕落としか考えない人たちだから。
さらに、生半可なペナルティーでは、かえって喜ぶでしょう。
だって、なんの成果も得られない苦労が大好きで、それを尊いとする人々ですから。
なので、与えるなら、非常に強力なものである必要があります。
そのペナルティーによって、その人の生活が終了してしまうくらいに強烈なものが。

例えば、テレワークを導入しない会社の経営者には、とてつもない金銭的ペナルティーを与えるとかね。(破産一歩手前くらいの規模で)
こうすると、経営者ではない、雇用者にいる「苦労市場主義」の人は、その主義を主張できなくなります。
なぜなら、そうする事で会社、そして経営者に多大な損害を与えることになりますから。
そうなれば、おそらく断腸の思いで、血涙を流しつつテレワークを導入した経営者から、腹いせのために大きなペナルティーを与えられるのではないでしょうか。
これらのような危険を感じさせれば、経営者からも雇用者からも、日本社会にとって害悪である「苦労至上主義」がなくなっていくのではないかと考えます。

そうした上で、テレワーク導入に対しての褒賞を与えます。

締め付けるだけだと、意地になって苦労至上主義を捨てない可能性があります。
やけになって、社員をいびりだすかもしれません。
なので、テレワーク導入のご褒美を出すのです。
とりあえず、会社に対して・大幅な減税 や・多額な補助金 などですね。
テレワークを導入しなければ、とんでもない罰が下される反面、テレワークを導入すれば大きなメリットが得られるとなれば・・・。
いかに頑固で意地悪で偏狭な性格をしている経営者でも、テレワークを導入するでしょう。
そして、頑固で意地悪で偏狭な性格をしている雇用者も、それを邪魔できないでしょう。
ああ、その財源ですか?
それは、「それでもまだ抵抗を続ける、日本社会の足を思いっ切り引っ張っている、テレワークを導入しない経営者またはその会社」からふんだくるのです。
そうすれば、日本社会の足を引っ張る「苦労至上主義」が経営する企業が淘汰されていき、日本がよりよくなって、一石二鳥や三鳥になると思いますよ。

形としては、昨日の記事と同じになりました。
ただ、その考え方はかなり違ってきましたね。
昨日の記事は、まだ普通の人間の考え方を持った人々を対象にしていました。
今日の記事は、そのさらに上を行くとんでもなく意地悪で偏狭な考え方を持った人々を対象にしました。
日本社会に、どちらのタイプが多いのか?それはちょっとわかりませんが。
どちらが多いにしても、
・テレワーク導入に対して、大きなメリットを与えて
・テレワークを導入しないことに対して、多大な罰則を与える。
という両面をもって、「経済を回しつつ、COVID-19の感染拡大を抑止する」作戦をとっていけばどうかと考えます。

今日はこの辺で終わりです。
ほんとはですね、「テレワーク導入を阻む、もう一つの対抗勢力とは?」という形でお送りする予定だったのですよ。
最近、テレワークの導入を阻害するのが、経営者だけではないということに気づきましたので。
まあ、これについては次回にきちんとお伝えしていきます。

それではまた、次のネタでお会いしましょう。

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