自分にとって必要ないものは、この世に必要ない?

趣味を作ることが趣味の、はしびろこうです。
COVID-19について、なんだか皆さんどんどん過激になっているようで、ちょっと怖いなと思っているところです。
そんな中でのネタを今日はご紹介しましょう。

Yahooニュースでホストの方が、「何故我々が叩かれて、満員電車は放置なのか?」的な事を言って、叩かれてますが・・・

このホストの方の主張は、実は、ほぼほぼ私と同じなんですが。
ただ、「どうにもなんないでしょ、治す薬とかないと。俺たちが考えることじゃないです。・・・」ってのはいただけないですね。
確かに一市民に出来ることは小さいですが、それでもできることは考えないと。
満員電車ではちゃんとマスクをするとか。
ちなみに彼は、東京都知事の小池さんに不満を言ってましたが、果たして選挙は行ったんでしょうかね?

それはさておき。
Yahooのコメントで叩いている方の主張は大体以下の通りですね。

  • 満員電車でクラスターが発生したという報告はない。

これについては簡単に反論して流しておきます。
感染経路不明の中に紛れている可能性があります。
これについては、紛れていないという証拠も、紛れているという証拠もない。
つまり、今の時点で「満員電車でクラスターは起こらない」と言い切る事は不可能です。
これ以上は、堂々巡りで不毛なのでやめときますが、現状では満員電車が安全とは言えない事は確かでしょう。

  • 夜の街でクラスターが発生したのは事実なので、そこを規制するのは当然だろう!

これについては少し考えを進めてみます。
確かに、夜の街でクラスターは発生しました。
でも、一方で職場クラスターと言うのも発生しました。
夜の街を一律で規制するなら、職場も規制すべきですね。
でもそうすると、社会に与えるダメージが大きいので、クラスターが発生したお店と、クラスターが発生した職場をしばらく閉鎖してはどうでしょうか。

  • 夜の街は社会にとって必要ないが、電車などの公共交通機関は社会にとって必要だからだ!!

ここについては、後半だけ、あっさりと流します。
ホストさんは、”電車禁止”といってしまってるので、そこはアウトです。
だって、電車は必要ですから。(あえて理由は言いませんが、ここはいいですか?)
でも、電車は必要ですが、満員電車は必要ないのではないでしょうか。
もし、満員電車をなくす方法があるならば。
例えば、テレワークとかですが。
という事で、残ったのは夜の街(もしかすると、ホストクラブと言い切っていたかもしれません)が社会にとって必要かどうかです。

今回もはっきり言いますが、私にとってはホストクラブもキャバクラも、必要ありません。

前の記事でも言ってますが、私にいわゆる夜遊びする甲斐性はありません。
あったとしても、そこにお金を使うのは勿体無いと考えてしまいます。
(そんなお金があれば、PS4買いますかね)
つまり、夜の街が丸ごとなくなったとして、短期的に見ると私に何の影響もありません。
そう、デメリットがないだけでなく、メリットも無いのです、短期的には。
にも関わらず、何故この記事でホストの方の方を持つのか?と言うと、次の通りです。

自分にとって不必要な物を否定すると、自分にとって必要な物を否定されることになるかもしれないから

Yahooのコメントでホストの方を叩いていらっしゃる方は、私と同じく夜の街と無関係なのでしょう。
でも、その方にとって必要でも、私にとっては不必要な物がきっとある。
反対に、私にとって必要な、ゲームという存在は、その方にとって不必要かもしれない。
さて、私たち夜の街が不必要な人々が、”夜の街を社会にとって不必要だ”と主張する事は、誰かが”ゲームは社会にとって不必要だ”と言う事と同じです。
私にとってそんなことは、断じて受け入れられないことです。
だから、私も夜の街を否定しないのです。
もう少し突っ込んでみましょう。

もし私が「テレビは社会にとって不必要だ」と主張したら、どう思いますか?

私の家にはテレビがありません。
必要性を感じないので、買っていません。
私にとって不必要なテレビについて、もし私が「テレビは社会にとって不必要だ」と主張したら、皆さんどう思われますか?
テレビ好きの方なら、顔を真っ赤にして反論するでしょう。
ある人は、テレビの必要性を事細かく説明するかもしれません。
でも、いくらそれを言ってみても、たった一言で論破です。
「だって、私、いまテレビなしで生きてますし」
ある人は、「貴様は頭がおかしくなった。ちょっと病院で見てもらえ!!」ってな感じで、感情的に全否定するかもしれません。
こんな人相手に、売り言葉に買い言葉でいろいろやりあうのも面白いかもしれませんが。
でもあまりに不毛ですよね、こういうのは。なのでやめときます。
(今重要なのは、COVID-19の感染を抑えつつ、今の社会を維持する方法を考えることなので)
そして、唯一、私の主張に対抗できる言葉は、これだと思います。
お前にとっては不必要でも、世の中の多くの人は必要としてるんだよ!!!
・・・大正解です!
私にとって不必要なテレビも、それを必要とする人々がいるんです。
視聴者だけでなく、その業界や、その業界の関連企業にとっても。
だから、「テレビは社会にとって不必要だ」と言う私の主張は間違っていることになります。
ただ、ある人は、「多くの人が必要と思うテレビは必要で、それほど多くの人に必要とされていない夜の街は不必要だ」とおっしゃるかもしれません。
そこをちょっと考えてみましょうか。

夜の街が必要な人は、少ないのか?

本当は、必要とする人の多い少ないで議論するのが正しいかどうか、を検討すべきですが。
手っ取り早く、夜の街の必要度を考えてみましょう。
といったそばから申し訳ないですが、これについては正確なデータを私はもっていません。
しかし、多くの都市に夜の街があることを考えると、それを必要とする方は決して少なくないと考えます。
また、そう言ったお店があれだけ多くあると言う事は、そこで働く人も多いのでしょう。
そう言ったお店に関係のあるお店も、たくさんあるのでは?
以上から、夜の街の必要度は、決して低くないと言えるでしょう。
ここまで考えてくると、先ほどの
「テレビは社会にとって不必要だ」
と言うのが間違いだったと同様に、
夜の街は社会にとって不必要だ
と言うのも間違いと言えます。
というとこは、「夜の街は社会にとって不必要だから、制限すべし」というのは間違いということになります。
さて、ここまで、論理的に反論は可能でしょうか?

別に、テレビでCOVID-19に感染しないし。今はCOVID-19の事を話してるし。アホなんじゃない?という方のために、COVID-19に話を戻しましょうか。

確かにね、テレビでCOVID-19には感染しませんから、アホなんじゃない?と言われても仕方ないのかもしれませんが。
ただ、たとえ話でテレビの話してるのに、それもわからない方にアホといわれるとちょっとムッとしますかね。
まあご希望にお応えして、COVID-19に話を戻しましょう。
私もね、何もCOVID-19対策がいらないと言ってるわけではないんです。
上の方を読み返してもらえれば、クラスターの出たお店は営業停止にするのはどうかって言ってるでしょう?
これね、実はYahooのコメントで、「クラスターを出した店は、食中毒を出した飲食店と同じ扱いではどうか?」というのがあって、すごく納得したんですよ。
食中毒が発生したからといって、その地域の飲食店すべてを営業停止にはしないのと同じように、クラスターが発生した地域全体の夜の街営業停止はしなくていいんじゃないかとね。
とはいっても、とにかくこのあたり、早めに行政が対策を取らないと手遅れになるゾ、というのは私も思っています。

世の中、白でも黒でもない、灰色の解決策がある。だけではく、時にコスモス色の解決策があることも・・・

まあ、「コスモス色だけに頭がお花畑だな」、って感じでとってもうまいこと言ってやった的に批判されることは覚悟してます。
が、ちょっと考えてみませんか?
今回のCOVID-19対策については、次の3つが主に提唱されていると思います。

  • 白 :すべての経済活動(社会の維持に必要最低限を残して)を停止する。
    緊急事態宣言のころがこれですね。
  • 黒 :あきらめる。何の対策もとらない。COVID-19なんてただの風邪ということにする。
    なんか今の行政はこれっぽいか?
  • 灰色:特定の活動を制限する。特に娯楽に関しては徹底的に制限する。
    Yahooのコメントはこの雰囲気ですね。

解決策が以上3つだけであれば、灰色が最も論理的・理性的で効果的と思います。
さすがはYahooコメントと思います。(全く嫌味とかなしでですよ)
なにせ、バランスが取れてますもんね。
でも、もう一歩考えを進めて、灰色の斜め上の方を考えてみると、コスモス色が見えてきませんか?

  • コスモス色:特定の活動を制限する。特に、満員電車や、会議などによる密状態の原因となる一斉出社及び一斉退社を、徹底的に制限する。

そうです、特定の活動というのを、”娯楽”をターゲットにするのではなく、”苦行”の方をターゲットにするんです。
どうせ、夜の街を制限したところで、次々と他の娯楽が俎上に上がって、そのたびに次々と娯楽が制限され続けるでしょう。
だから、まず苦行を制限して効果を確かめる。
それでだめなら、娯楽のうちで悪影響のあるものを制限していく。
どうせなら、灰色の未来ではなくて、コスモス色の未来にしたいと思いますからね。

というところで、今日はおしまいです。
ただ、このホストの方たち(夜の街の方たち)をたたく心理と、前の記事で触れていたテレワークを認めない心理は、おそらく、根っこが同じと考えています。
なので、次はそれについて話そうと考えています。
でもね、その前にちょっとでも楽しい話ができるといいなぁと思ってます。
(お気に入りのネタがちょっと尽きてきた感があるんですが・・・)

それではまた、次のネタでお会いしましょう。

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