ミッション”レスキュー旧PC” その２ 冷静に。勝算の見積もり。
趣味を作ることが趣味の、はしびろこうです。
ミッション”レスキュー旧PC”その１では、とりあえず熱い想いをほとばしらせていましたが。
それだけで突っ走るわけにはいかないんですよね。
ということで、今回は冷静に。
勝算を見積もり、実際にこのミッションを発動するべきかを考えます。
ところで、旧PCが復活する可能性は？
冷静部門担当の、はしびろ（クール）です。
前回ははしびろ（ホット）がお恥ずかしいところをお見せしました。
今回は、あくまで冷静に旧PCが復活する可能性を考えていきましょう。
・どこが悪いかの検討は？
一応、現在の旧PCの構成は、電源、マザーボード（以降はマザーって省略します）、メモリ、CPU、グラフィックボード、光学ディスク、SSD X 2、HDD x 2 です。
この中で何が壊れてるかですが、
症状としては、まったくうんともすんとも言わないということから考えて、
電源 または マザー
と考えられます。
メモリがダメであれば、一応立ち上がるそぶりは見せるはずなので。
（大抵ビープ音を発したりしますかね）
ただ、CPUがダメという可能性もないことはない。
しかも、私がいまだにその状況に遭遇したことがないので、どんな状況になるのか見当もつかないんです。
でもね、PCの故障でCPUがダメというのは、よほど何かやっちまった（ヒートシンクをつけずに長いこと動かしたとか、端子に静電気をパチっとさせたとか）でなければないと思うんです。
まあ、オーバークロックとかしてたらまた別ですけど、私はやってませんし。
とにかく、ここは電源かマザーに絞るべきと考えました。
しかし、どちらが悪いかは、確かめようがなかったんですね。
新PCが来るまでは。
・電源が悪いか、マザーボードが悪いかの検証
新PCが来たことで、ここに正常に動くPC一式が手に入ったわけです。
なので、旧PCの電源を新PCにつけて動かしてみれば、電源が悪いかどうかはわかります。
やってみたところ、正常に動きました。
つまり、電源は壊れていない。
ということは、マザーが壊れているという可能性が非常に高いといえます。
・マザーを換えれば、旧PCは復活するのか？
先ほども言いました、「可能性が高い」と。
わずかとはいえ（もしくは不明とはいえ）CPUが壊れている可能性が残っています。
その場合、マザーを換えても復活しません。
しかし、うちにはAthlon II x2があります。
そう、去年Phenom II x6が来るまで使っていたやつですね。
なので、もしCPU（Phenom II x6）がダメなら、これを使えばいいんです。
とはいえ、そのAthlon II x2が、取り外した際に壊れた可能性はあります。
このままでは、どうにも動けなくなりました。
・どこでリスクテイキングするか？
つまり、「リスクを承知の上で行動するかどうか」、を判断しなければなりません。
ポジティブな（＝成功すると予想される）根拠は以下の3点。
・もともと、CPUは壊れにくい。
・壊れたタイミングで妙なことをしたわけではない（CPUに対して）。
・予備として、性能は下がるが使用できるCPUがある。
ネガティブな（失敗すると予想される）根拠は以下の2点。
・今載っているPhenom II x6が壊れていて、かつ予備として持っているAthlon II x2も壊れているという可能性がある。
・おそらく手に入るのは中古のマザーボード。どの程度持つのかわからない。（マザーボードは、電源と同じかそれ以上に使用することで消耗する部品だと思います）
ここで、失敗したときの損失と、成功したときに得られる報酬を考えてみましょう。
マザーボードの中古は大体8000円くらい。
（私のものはAMDのSocket3または3+のものなので、新品はほぼ入手不可能です）
つまり、失敗すれば8000円が飛んでしまうわけです。
しかし、成功すればPhenom II x3、 メモリ（8G x 1, 4G x 1）、SSD 120G、HDD 1T x 2,550Wの電源、が有効利用できることになります。
※
SSD 120GとHDD 1T x 2は、新PCにつけられません。
というのは、新PCのケース内が狭すぎて、SSD, HDD合わせて2個しかつかないのです。
現状で新PCにはSSD 500G x 1, HDD 2T x 1がついているので、これでいっぱいです。
失敗の可能性と失うもの（お金）、成功の可能性と有効利用できる資源。
失敗と成功の可能性は数値化できないものの、成功確率のほうがぐんと高いと見積もりました。
失敗の際に失う8000円は大きいですが、成功した場合に有効利用できる資源はそれに比べて十分大きいと見積もりました。
何より、私は、
PCが好きなんじゃ～！！
・・・失礼、ちょっと熱くなりましたが、ということで、本格的にレスキューミッションを起動することにしたのです。
何が「はしびろ（クール）」なのでしょうか。
最後の最後にとてもホットになっていたようですが。
あ、ちなみに、これらのやり取りは、私の脳内で約2日かけて行われた仮想討論の結果です。
（前回のも、脳内で繰り広げられた、「人間ドラマ」ですが）
さて、ここからは実務的に、購入、調査、設定という作業を進めていくことになります。
それではまた、次のネタでお会いしましょう。
