京都国立近代美術館 「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」

趣味を作ることが趣味の、はしびろこうです。
昨日に引き続き、「美カテ」です。

京都国立近代美術館で開催中の「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」に行ってきました。
私とゴッホさんとの出会いは、今を去ること約7年前の2010年のことでした。
実は、ゴッホさんとの出会いは、私にとって”西洋絵画”および”油彩画”との出会いでもあったのです。
(ちなみに、”絵画そのもの”および”日本絵画”との出会いは、おそらく速水御舟さんの「炎舞」です)
それほどに、私にとって強烈なインパクトを与えてくれたゴッホさん。
しかし、その絵は、それまでに私が抱いていた”狂おしいまでに情熱的な人”というイメージとはかけ離れていました。
もちろん、力強さはありますし、圧倒的な迫力をもって、私に迫ってきてくれるのですが。
そこに感じたのは、”繊細さ”や”計算された美しさ”だったんですよね。
今回も、そんな彼の作品を見ることができて、とても満足です。
しかも、おそらく彼の人生で、最も夢と希望に満ちていたと思われる、アルル行き直前からアルルまでの作品がみられます。
彼の精神状態もきっと安定していたのでしょうし、また彼のテクニックもいよいよ磨きがかかってきていた時期だと思います。

それにしても不思議なのは、彼の絵が生前あまり売れなかったということ。
まあ、今のように情報が伝わるスピードが速くなかったので、いい絵を描き始めてこれからって時に亡くなったのかもしれませんが。
本当に、惜しいことですよ。
病気(何の病気だったかは諸説あるようですが)がなければ、もっと長生きして、もっといっぱいいい絵を残してくれたのでしょうに。

ということで、このゴッホ展、今週末までですので、お早めにどうぞ。
ただし、会場は、とても込み合っています。
すべてを見て回ろうとすれば、かなり体力が必要でしょう。
時には絞り込みも必要かもしれませんね。
それではまた。

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