神戸市立博物館 「特別展 古代ギリシャ -時空を超えた旅-」に行ってきました。

楽しいものが大好きな、はしびろこうです。
本日は、前回の”美カテ”で予告した通り、ギリシャものです。
現在神戸市立博物館で開催中の
「特別展 古代ギリシャ -時空を超えた旅ー」
に行ってきました。
古代ギリシャからヘレニズム・ローマまでの作品を一気にご紹介、という企画です。
ですから、当然楽しくないはずがないわけですね。
(妻がこの間行ってきて、割引券をもらったから行ったという、本当の理由はこの際なかったことにしましょう)
で、入ってみますと、最初のフロアで大理石の立像や、神殿の一部なんかがお出迎えしてくれるわけです。
(何の像だったかなど、ちょっとメモし忘れました。)
そこから一気に3階に上がって降りながら拝観というのが、神戸市立博物館の構造でして。
最初は”古代ギリシャ世界の始まり”というコーナーですが、ここは素直に「ギリシャ、すごいね」と思わせてくれます。
なんといっても、紀元前7000とか、新しいものでも紀元前2000年ですからねぇ。
とはいえ、世界史的にはこれに匹敵もしくは凌駕する文明というのは、いくつかあるにはありますがね。
まあ、この辺りは軽いジャブという感じです。
本格的に楽しくなってくるのは、次のコーナーからです。
第2章は「ミノス文明」なのですが、ここに出てくる、
”海洋様式の葡萄酒甕”
に描かれているタコの、なんと魅力的であることでしょう。
決して”リアル”ではありません。ありませんが、しかし、これほど”タコ”を感じさせるというのは、すごいですね。
回りの巻貝もあわせて、素晴らしい模様となっています。
”牛頭形リュトン”
も一見どころか、百見の価値があります。
緑泥石という柔らかめの石を彫って作っているのですが、その細かいこと細かいこと。
牛の体毛モコモコっとした感じがとってもよく出てます。
しかも、角は金色。
この部分だけ金ですか?金箔を張ったんでしょうか。それとも塗ったのかな?メッキ(アマルガム法)ということはないと思うのですが・・・
とにかく、「ギリシャ、すごい」です・・・
こんな風に細かく見ていくと、どんどん長くなるので、この辺で私が一番驚いた事を一つ。
古代クラシック時代から、ギリシャでは演劇というものがあったそうです。
その種類には、悲劇,喜劇,サテュロス劇というのがあるそうです。(wikipediaより)
で、最後のサデュロス劇というのは、少し特別なんで置いとくとすると、喜劇より悲劇のほうが古くからあるそうで。
つまり、ギリシャ人も”泣ける演劇が好きだった”のかな、なんて思えます。
もしかしたら、”全アテナイが泣いた!”なんて宣伝文句があったりなんかして
(もちろん、そんな証拠があるかどうかしらないですけど)。
昔っから人間て変わってないんだなぁ、って思えますよね。
何にしても、見ていてほがらか~な感じになります。
なぜでしょうね。
きっと、苦しいこと悲しいこと、あったでしょうに。
作品作る上では、結構大変だったでしょうに。
なぜか私にプラスのエネルギーをたっぷり与えてくれる感じでした。
で、そんな楽しいひと時を思い出として残すためには、そう、何かお土産買わないと。
古代ギリシャ展 お土産
ということで、キーチェーンを買ってきました。
これの元の絵はフレスコ画なんですけど、なんと、紀元前17世紀のもの。
すごいですよねぇ。
しかもなんだか、
”今日は大漁だぜぃ”
ってな感じで、私、好きなんですよ。
うん、いい買い物をしたものだ。
さて、次はどんな展覧会に行きますかね。
(っというか、いつもながら長いっすね、文が。)
久々にハシビロコウさん(本物のほうです)にあってくるってのもいいのですが。
もうそろそろ春ですし、いろいろと考えるのがたのしいです。

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