細見美術館 鈴木其一 江戸琳派の旗手 を見に行ってきました。

またまた久しぶりの”美”カテです。
昨日、京都の細見美術館に、”鈴木其一 江戸琳派の旗手”を見に行ってきました。
なんだか、空気は冷たいのに、日差しはすでに春で、上着を脱がないと暑いって思うほどの陽気でした。
(今日は一転して、冷たい雨が降ってますが)
私程度の知識で言いますと、
鈴木其一さんは、江戸琳派の後期のあたりで現代の”日本画”に通じる絵を描いた方、
となるわけです。
(まあ、いろいろと異論はあるでしょうけど、美術検定3級程度の知識ということでご了承ください)
で、江戸琳派の作風っていうと、まあ、あの、江戸時代あたりの、ふすまだの、扇だの、掛け軸だのの、アレなんですよね。
私は好きですよ、ああいうの、床の間に飾ってみたいし(めっちゃ高いでしょうけど)、
そういうふすまのあるお茶室でお茶をいただいてみたいし(めっちゃ緊張するでしょうけど)。
という感じで、ある種、うららかな感じで展示室に入ったわけですね。
で、入った瞬間に、私の眼の色が変わりました。
”違う!この絵は、例のアレではない。むしろ私の大好きな”日本画”のテイストをふんだんに持ったソレだ!”
桜の蕾の、ぷっくり感。(桜・銀杏図扇)。
さらりと書いた中に恐るべき立体感を持たせた楽茶碗と椿一輪(白椿に楽茶碗図)。
なぜか、写真以上に本物らしいかわいらしさを感じさせる鴨(水辺蘆鴨図)。
それらを支えるのは、圧倒的な観察力と画力なんだと思います。
何かを表現するとき、心が大事なのは認めますが、それを支える技術も同様に大事なんだなぁと感じました。
特上のご馳走をおいしくいただいた感じで、満足感とともに美術館を出ました。
次は、”エジプト”ですかね。(意味不明)
”ギリシャ”です。同じ地中海つながりですが、全然違いますね。

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