西宮市大谷記念美術館 とら虎トラ

UCCコーヒー博物館に行った日は、別のイベントもあったのです。
それが、西宮市大谷記念美術館で行われている「とら虎トラ」という、ちょっと変わった展覧会でした。
”甲子園の歴史と日本画における虎の表現”という、阪神タイガースお膝元ならではの企画ですね。
甲子園の歴史のコーナーでは、甲子園に関係のあるポスターが所狭しと展示されていました。
レトロなんですけどね、でも、今ああいったポスターを見たらすごく目を引きそうです。
なんというか、訴求力いっぱいと言うか、おもわず”そのイベント、乗ったー!”って言いたくなるというか。
別に複雑なデザインと言うわけではないのですが、なんなんでしょうね。
日本画の虎ですが、日本に虎はいませんでしたので、皆さん想像力を豊かにして思い思いの虎を描いていたんですね。
一見アニメキャラのような雰囲気すらもっているような絵もありました。
例えば、こちら
宋紫石の虎図
宋紫石の虎図です。
流し目がなんともいえない色気でしょう(笑)
妻と一緒に言ってましたが、一番受けた絵でした。
”受けた”といっても、悪い意味ではないですよ。
とっても心を捉えられた、と言うことです。
似ているというだけが絵の魅力ではないんですよね。(鳥獣戯画とかがいい例でしょうか)
もうひとつはこちら
永沢芦雪 竜虎図の虎
長沢芦雪の龍図・虎図襖の虎です。
きりっとしたお目目がりりしいですね。
どちらも、実物に似てなくはないのですが、なんというか、親しみがもてる雰囲気があります。
もしかすると、虎と言うのは日本人にとって、ある意味空想上の動物に近かったのかもしれません。
いや、さらに言うと、神様寄りだったのかもしれませんね。
例えば、雷神・風神のように。
残念ながらこの展覧会は5月19日までですので、もし興味をもたれた方がいらっしゃったら、お早めにどうぞ。
西宮市大谷記念美術館のホームページはこちら

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