速水御舟 日本画への挑戦

山種美術館で、念願の速水御舟さんの本を買ってきました。
速水御舟
ずっと欲しかった本なんですよね。
実は、この本とはずっと前に出会っていた訳でして。
去年の秋頃に、山種美術館が移転を完了して、そのオープニング記念展示として”速水御舟展”をしていたのです。
ポスターには有名な”炎舞”の絵が使われていました。
でも、それほど心を奪われることなく、軽い気持ちで妻と一緒にいったのですが。
実物との出会いはなんとも衝撃的でした。
「息をのむ」とはまさにああいう状態をいうのでしょう。
ちょっと薄暗い美術館の中で、炎舞を見た瞬間に、ごく短時間ですが、”時が止まり”ました。
それまでも、川合玉堂さんの絵をみて、すてきだなぁ、きれいだなぁ、と感動することは多々あったのですが、それとは全く違うパワーで心をわしづかみされました。
心の力を注ぎ込んだ絵というのは、自然と人に訴えかける物なのかもしれません。
その力は、科学ではまだ証明されてはいませんが。

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